機能
Qt for Embedded Linux
ハイクオリティAPI
Qt
for Embedded Linux はデスクトップ上で、Qt®と同じAPIをサポートしています。すなわち、600以上のC++クラスを含むライブラリは、エンドツーエンドのアプリケーション開発に必要なインフラすべてをカプセル化し、さらに拡大されつつあります。Qt
for Embedded Linuxは、標準規格対応のWebKit統合、マルチメディア・フレームワーク、並列処理の抽象化、テキスト・レンダリング、マルチスレッディングなど、Qt
4の最先端のテクノロジーが含まれます。
グラフィック機能の強化
Qt
for Embedded LinuxのAPIでは、ハードウェアのグラフィックス高速処理機能を十分に生かすことができます。Qtは、SVG(Scalable
Vector Graphics) 1.1/1.2 Tinyを統合し、グラフィック描画とアニメーションの機能を充実させました。マルチプル・ディスプレイも完全にサポートします。OpenGLペイント・エンジンを含め、OpenGL
ESにも対応しています。
貴重なツール
Qtは、ターゲットとするプラットフォームを問わず、迅速で最適な開発を可能にするツールを備えています。これには、高性能なGUIレイアウト/フォーム・ビルダ、国際化のワークフローを円滑に行うためのツール群、レンダリング済みフォントを生成するためのクロスプラットフォーム・ツールなどがあります。
WebKitの統合
Qtは、高性能でオープン・ソースのウェブ・レンダリング・エンジンであるWebKitを統合しているため、ダイナミックなウェブ・コンテンツと機能をローカル・アプリケーションで表示し、統合することができます。アプリケーションは、リアルタイムのウェブ・コンテンツとサービスを組み込むことができるほか、HTMLおよびアプリケーションのスクリプティング技術により、これまでにない速度で高度なユーザー・インターフェースを開発できます。
マルチメディア・フレームワーク
Qt
4.4は、簡単で高レベルのオープンソース・メディア再生API、Phononを組み込んでいます。Phononは、ネイティブのメディア機能を使用し、映像と音声の再生に対するクロスプラットフォーム・サポートを提供します。
主要な組込みコンポーネント
コンパクトかつ効率的
Qt
for Embedded Linuxは、独自のウィンドウ・システムを備えているため、組込み機器にX11が不要となります。また、さらにカスタマイズを加えるために拡張することも容易です。未使用コンポーネントや未使用機能はコンパイル時に除外され、メモリ効率のさらなる向上につながります。
バーチャル・フレーム・バッファ
Qt
for Embedded Linuxは、デスクトップ環境で組込みアプリケーションをテストするための現実的なテスト・インフラを備えています。製品のディスプレイ幅、高さ、色彩度などを指定することにより、バーチャル・フレーム・バッファが物理的な機器のディスプレイをピクセル単位でマッチさせます。
プロセス間通信
Qt
for Embedded Linuxのプロセス間通信を定義するのは、主にチャンネル、メッセージの2つのコンセプトです。この設計が、高度なマルチアプリケーション機能の開発を可能にします。各プロセスは、チャンネルをリスンし、少なくとも1つのプロセスがリスンしていればメッセージを作成して送信します。
フォント・フォーマットの拡充
Qt
for Embedded Linuxは、TrueType®、Postscript® Type1、Qtレンダリング済みフォントなど、幅広いフォント・フォーマットに対応します。右から左への横書き言語への対応、ビルド時の自動データ抽出、実行時の自動更新など、充実したユニコード・サポートを備えたQt
for Embedded Linuxなら、世界市場への参入も容易です。カスタム・フォント・フォーマットのプラグインが提供されているため、新しいフォント・エンジンを実行時に追加することも可能です。また、アプリケーション間のフォント共有機能により、メモリ効率が向上されます。